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■ 伊豆高原 - カーロ・フォレスタはんなり伊豆高原
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梅雨明けした7月16日、あのカーロ・フォレスタが新しく挑戦した純和風ホテル「はんなり伊豆高原」に行ってみました。山梨・長坂から、中部横断道で増穂まで、高速道路でした。その後は国道52号線でひたすら静岡をめざします。富士宮でランチをと市内をうろうろ、ところが猛暑です。車の中にはマリヤとカレン、車の中で待たせることは不可能です。もしもの時の為に2リットルのペットボトルを凍らせて、各クレートに入れてありますが、この炎天下では、それだけでは10分と持たないと思いました。そこで、浅間大社の参道の横にあった富士宮焼きそばのお店「ここずらよ」の前に車を停めて、車のエアコンをつけっぱなしで車の中で富士宮焼きそばをいただきました。コシのある美味しい焼きそばでした。
富士ICで東名高速に入り、沼津ICで降り、三島、中伊豆、遠傘山道路、大室山、伊豆高原八幡野に到着です。なんと4時間半以上かかりました。伊豆は高速道路を降りてからが時間がかかりますが、休憩を取りながら、ゆっくり時間をかけて行きたいところです。さて、目的地は、国道135号線沿い、伊豆高原駅と城ヶ崎海岸駅の中間です。
大きな岩の間を通って「はんなり伊豆高原」に到着です。「はんなり伊豆高原」は、貴賓室の「葵」の他、6室、計7室のみのホテルです。「はんなり」とは京言葉で、上品で穏やかなさまを言うそうです。
そしてお部屋の名前が、源氏物語絵巻から付けられており、優雅でありながら趣のある和風のお部屋ばかりです。だからといって畳の部屋は貴賓室の「葵」だけです。その葵を見せていただきました。和風住宅の最高建築、書院造りと言うのでしょうか? 贅沢に広々とゆとりを取ったお部屋は2部屋、ベッドは2つですが、リビングスペースにはおそらく4人は宿泊可能でしょう。
葵ガラス張りのダイニングルーム。全面1枚ガラスからの景色はプライバシーを守られながら、遠景に伊豆の海が眺められます。
お風呂は、ガラス張りの内風呂とテラスには露天風呂です。もちろんすべて温泉でかけ流しです。そしてワンちゃん用にも露天風呂がありました。
我が家は、大型犬2頭ですから、畳のお部屋はちょっと無理だと思いますが。もしも我が家の犬が小型犬であったら、このお部屋に一度は泊まってみたいと思います。
夕霧さて私たちは、他の6部屋のうち「夕霧」に宿泊しました。玄関の前には犬用の足洗い場、もちろん足拭きタオル完備、リードフックあり、ゴミ箱ありです。横には小さなマイドッグラン、ドッグランと呼べるほどの広さではありませんが、愛犬にちょっとこの中にいてもらって飼い主は荷物の整理とか、トイレをさせたりと安全に愛犬にいてもらえるスペースです。玄関の中は広々とした土間になっています。中にもリードフックがありました。玄関のスペースが広いので、我が家は、ここで犬達に御飯をあげたり、水を飲ませたりしました。
右の引き戸を開けると広々としたリビングです。大きなガラス戸があり、テラスに出られます。ここからは伊豆高原の海が見えます。屋根の付いたテラスには二つのデッキチェア、その横に犬用の露天風呂があります。我が家の犬達は、出かける前にシャンプーをしてきましたので、今回は露天風呂を利用しませんでした。なにせ、GRですから、乾かすのに大変ですので、なんとグルーミングテーブルまで設備されています。おまけに愛犬用のドライヤー「吹き飛ばしブロアー」まであったのには驚きでした。テーブルは、GRのサイズとしてはちょっと小さいので中型犬ならOKでしょうね。
リビングには大きなソファーと一人掛け用のソファー、そして4人用のダイニングテーブルと椅子です。ベッドルームは、リビングの横につながっていて、そのためリビングの広さを感じます。
我が家は2頭ともクレートで寝ますので、2台のクレートをお部屋に入れてもまったく問題のない広さでした。テレビはもちろん大画面の地デジでした。
サイドボードには、冷蔵庫、グラスなどの食器類、電子レンジが完備しています。
それと、注目すべきは床材です。これまでのカーロ・フォレスタさんはどちらもすべてカーペットでした。犬の足にはカーペットは最高に有り難いのですが、もしも粗相をしたときはと考えると注意しなければと思っていました。ところが、「はんなり」の床材は、一見して木材に見えますが、滑らない木彫風塩ビ床材で、犬達は滑らず爪がしっかり床に引っかかります。だけど傷が付かないという優れ物の床なのでした。我が家のマリヤは室内でトイレをしますので、フローリングでまずはひと安心です。
玄関を入って真っ正面の引き戸を開けると、トイレスペース、洗面、その向こうにガラス張りのお風呂があります。ビューバスタイプのお部屋と露天風呂タイプのお部屋が3室づつあります。我が家は、ビューバスタイプのお部屋でした。しかし、ガラス戸は開け放すことも出来ますので、露天感覚でお風呂を楽しむことも出来ます。お風呂は、浴槽、壁面、天井も檜です。檜の香りに包まれ、とても爽やかでした。
犬達の御飯を、洗面スペースで準備しました。今回は夏場と言うこともあって、手作り食は控えて、ドライフードと缶詰にしました。もちろん電子レンジがありますので手作り食を持参することは可能です。お部屋の冷蔵庫の冷凍スペースは小さく、我が家は2頭の大型犬ですから量も多いので念のために缶詰にしたのです。でも長期滞在の場合は手作り冷凍食をフロントで預かって下さるそうです。さすがですね。
さて夕食です。「はんなり伊豆高原」は、夕食、朝食共に部屋食です。これまで別料金や特注で、小型犬専門のお宿や、洋食のお宿での部屋食はありました。大型犬も可で、和食で朝夕すべて部屋食というお宿は希有に近いと思います。チェックインして、犬達と部屋でのんびりしていると、お部屋に食事を運んでくれる、至れりつくせりです。ほんとうにゆったりと出来るのは人も犬も同じ場所にいながら、ゆっくり食事が出来るということですね。
本日のお献立今日のお料理はお魚がメインですので、白のハーフ・ワインをお願いしたところ、2006年のシャブリでお料理にぴったりでした。
前菜 : ゆでわさび和え・笹打ち蛸、新薩摩芋レモン煮、川海老唐揚げ、茶豆夏らしい盛りつけの涼やかな前菜でした。
お造り : 地魚姿盛り、白身地魚、殻付雲丹、南瓜妻、本わさび新鮮な地の魚は、ぷりぷりして本わさびをすり下ろしてお刺身に添えていただく、最高でした。
陶板 : 牛サーロイン 石焼き アスパラ、南瓜、人参、玉葱、胡麻ポン酢陶板で焼いた牛肉は柔らかく、塩と胡麻ポン酢を付けていただきました。
煮物 : 金目鯛姿煮 新牛蒡・白髪葱大きな金目鯛は頭から尻尾まで30cm以上ありました。食べ応えのある大きさでした。
洋皿 : 坊ちゃん南瓜のグラタン 鳥ささみ・マッシュルーム・玉葱・枝豆・チーズ唯一洋風でしたが、和風の中にちょっと洋風で口直しにちょうど良いですね。
酢の物 : 凍鉢 青瓜、てんつる麺、じゅん菜、はも、蛸、プチトマト、加減酢青瓜の中に冷たいてんつる麺とじゅん菜、酸味が程良くて爽やかでした。そして夏らしいハモと生だこを酢味噌でいただきました。
ご飯 : 鯵のまご茶漬け 地海苔、三つ葉、あられ、胡麻、わさび、骨せんべい鯵のたたきに鰹出汁の吸い物をかけてお茶漬けに、2度揚げした鯵の骨をそのまま食しながら美味しいお茶漬けでした。
止椀 : 赤だし仕立て 若布・なると麩、葱御飯はお茶漬けでしたからみそ汁はなくてもと思いましたが、美味しい赤だしでした。
水菓子 : マンゴープリン 生クリーム・オレンジ・バナナ・ブルーベリー・ミントマンゴープリンに様々なフルーツで目は食べたいのですが、いかんせんお腹が一杯でした。斎藤料理長にご挨拶は出来ませんでしたが、和食懐石料理専門の調理人とのこと、新鮮な食材、素晴らしいお料理、最高の味付け、大満足でした。ほんとうにごちそうさま。
犬用の御飯をお願いしてみました。メニューは南瓜ベースのメイン、山羊ミルク、デザートです。実は7月16日はマリヤとカレンの3歳のお誕生日です。お誕生日のお祝い御飯が「はんなりごはん」でした。2人とも、気に入ったようで、ものすごい勢いで食べていました。
夕食を終え、そのままソファーでうとうとしていましたが、そろそろお風呂に入ってさっぱりします。私は、人工股関節の手術を行っていますので、自宅ではお風呂の洗い場の椅子は障害者用の少し高めの椅子を使っています。こちらは高めの椅子が用意してあってぴったりでした。浴槽の高さも問題なく入れました。私自身、自分が健康でいた頃にはまったく気がつかなったことでしたが、障害を持って初めて椅子の高さや浴槽の高さが気になるようになりました。このような些細なことまでこちらでは気が配られていると感じました。温泉を少し足してかけ流しにしてみましたが、柔らかいお湯で気持ちよかったです。夕霧のお部屋はバリアフリーという訳ではありませんが、ベッドのスペースが一段高くなっています、このくらいの高さならば私は問題ありませんでした。車椅子使用の方には完全バリアフリーのお部屋がありますので、前もって伝えると良いでしょう。
翌朝はものすごい雨音で目が覚めました。梅雨が明けるとゲリラ豪雨がたびたびありますが、TVのニュースでは伊豆地方は大雨注意報になっていました。朝食を8時にお願いしてありますので、それまでに犬達に御飯をあげて、トイレを済ませなければなりません。マリヤは部屋のトイレで用を足しますので、問題ありませんが、カレンは外でしかトイレが出来ません。雨が少し止んだときに外に出しました。さてどしゃ降りの雨の中、スタッフの方々が皆さんで朝食を運んで下さいました。
有り難いですよね。こんな雨の時に別棟に食べに行くのは大変ですものね。その朝食も、またもや豪華絢爛でした。干物は伊豆では当然でしょうけど、4種類(金目鯛、鯵、かます、カサゴ)のお魚の干物が程良い加減に焼かれていました。野菜の蒸したもの、煮物、塩から、もう食べきれないほどの量と品数でした。ごはんが進みおかわりまでしてしまいました。ちなみに、朝食は、和食か洋食を選択できます。カーロ・フォレスタの朝食は和食で嬉しかったのですが、「はんなり」では、反対に洋食を選択できるところが良いかも知れませんね。前日、美味しい和食を堪能して、翌朝は軽くパンとコーヒーでという方もいると思います。時間をかけて朝食をいただいた後、主人は最後の一風呂です。なんと優雅なひとときでしょう。
でも、この雨の中、長距離の運転が控えています。まだまだのんびりしていたいのですが、重い腰を上げて片づけ始めました。車は駐車場まで歩いて取りに行かなければなりません。傘は車の中、この雨ですから困ったなと思いつつ玄関の外に出ると、ちゃんと傘が用意されていました。素晴らしい気遣いです。カーロ・フォレスタのスタッフの方々は、皆さん毎回とっても感じが良いのですが、今回はこのような気配りが随所にあって、またもや気持ちよく過ごせました。「はんなり」は私たちのような中高年にとっては、かゆいところに手が届くというのでしょうか、至れり付くせりですべてが最高でした。特にカロリーの高い洋食は普段は出来るだけ控えていますので、和食は有り難く、まして温泉のある旅館に犬連れで泊まれ、犬にとっても人にとっても最高の設備とスタッフの笑顔です。私たちの、長年の犬連れ旅の理想形が実現したと言っても過言ではないかも知れません。「はんなり伊豆高原」が出来て良かったです。今度は冬にのんびり3泊くらいしたいものです。「はんなり」は人と犬がゆったりのんびりくつろぐ最高の隠れ家でしょう。他のお部屋も見せていただきましたので、以下にご紹介しましょう。
松風
蛍
早蕨
若菜
藤袴
(2009/7/18)(LIVING WITH DOGS)
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