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ペットと泊まれる貸別荘ゆがふ 岐阜・八ヶ岳・伊豆

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犬連れの旅

[特集]秋の北東北と道南の旅

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[特集]秋の北東北と道南の旅

●【1日目】10/21(金)自宅→八戸(車中泊)
 

紅葉の秋。それも晩秋という季節は犬連れ旅にとってはもっともよい季節です。
この秋の犬連れ旅としての大きなテーマは4日目と7日目に控える船旅です。
昼食を取ってから自宅を出発。昨晩のニュースで札幌で積雪の知らせを知り、急遽夜明けと同時にスタッドレスタイヤへ換装するというドタバタで始まりましたが、長距離の高速走行のため空気圧をチェックしてから一路東北道を北上します。
明るいうちは妻に運転を代わってもらいます。福島を越えてすっかり陽が落ちるまで約300kmを走り交代し、自宅から520km先にある紫波SAで閉店間際に白金豚の和風シチューの夕食をとりました。食後にめいを真っ暗で誰もいないドッグランで散歩させてから、暗い東北道から八戸道を120km走り、今日の目的地である折爪SAへ22時に到着。眠い目をこすりながら寝床を整えて車中泊としました。


●【2日目】10/22(土) 八戸→安比(宿泊)
 
思ったほど冷え込みを感じずに6時起床。コンビニしかないSAですが、朝食を買ってベンチでとります。空は快晴、周辺はそこそこ紅葉が始まっている感じで、今年の紅葉が遅いように思えました。
すぐ先の南郷ICで降りて、道の駅併設のカッコーの森エコーランドへ移動。こちらの施設は紅葉が美しいそうです。昨日長時間の移動でもあったので、少しめいをじっくり散歩させました。茶室がある森の中を歩けるコースが散歩にはちょうどよい感じです。
本当は三陸海岸や久慈に抜けたかったのですが、台風10号の被害でところどころ道や施設がダメージを受けていると聞き、観光を中止しました。代替案という事で青葉湖を抜けようとしたのですが、残念ながらまったく紅葉していませんでした。
次のポイント種差海岸へ到着。そこそこ観光客がいますが、広大な天然芝でめいと散歩を楽しみます。自宅の庭の芝にはいつも日照不足と土の問題で悩まされていますが、これだけの立派な天然芝はなかなか見応えがありました。メンテナンスもしっかりしているようです。芝は犬の足腰に優しいので安心して遊ばせられます。
種差海岸インフォメーションセンター
しばらく歩いたり遊んだりしたあと、少し北にある葦毛崎展望台へ。建造物の迫力に圧倒されます。うっすらと雲が出ていますが青空も見えていて、犬連れにとっては一番快適な気温です。駐車場に併設されている喫茶店で人気のあるというソフトクリームをいただきました。これがまた絶品で、これまで食べてきたソフトクリームの中では明らかに上位に君臨する味でした。めいにも少しおすそ分け。
ホロンバイル

種差海岸でちょっと時間をかけてしまったので、少し急ぎながら八戸市内へ。今度は人のお昼ごはんです。有名な八食センターに到着し、日陰が少しでも大きい所を探して駐車。飼い主は中で買い物や食事のためうろうろします。お店を決めて、海鮮丼や日替わり丼、南部煎餅の入った煎餅汁で、三陸の幸と郷土料理を堪能できて大変満足のランチでした。
八食センター

店舗から出る頃にはすっかり空は一面の雲に覆われ、冷えてきました。次は十和田市にある現代美術館へ。併設の駐車場は満車でしたが、少し待ってなんとか停める事ができました。土曜ともあって大勢の鑑賞客が訪れているようです。先に道沿いにある大がかりなオブジェの前でめいの記念撮影しながら眺めます。なかなかダイナミックな展示でした。次にめいを車に待たせて館内へ。私は最初それほど興味がなかったのですが、実際は大変面白い内容でした。
十和田市現代美術館

寄り道してしまったので少し急ぎ足で十和田湖へ向かいます。もう少しでピークと思われる奥入瀬渓谷を抜けますが、やはりところどころ大渋滞。路上駐車しようとしている車や、観光バスが道を塞いで多少パニックになっていました。来週末はこの道も一般車交通規制が入るようです。
奥入瀬は8年前に先代犬くーとも訪れたので、今回はパスしようとしたのですが、それほど混んでいなさそうだったので途中で記念撮影。前回車を停めた場所を思い出して少し感傷的になってしまいました。それでなくても日差しがない薄暗く狭い大観光地、もう少しすると日が暮れます。
十和田湖国立公園協会
十和田湖に出る直前で大渋滞が待っていましたが、少しだけ湖面が眺められる場所に立ち寄てから発荷峠を越えて十和田ICから東北道へ。真っ暗な東北道を安代ICまで高速移動です。今宵の宿の夕食時間に間にあうよう、多少急ぎながら南下しました。
8年ぶりに訪れた安比高原。真っ暗でしたがアプローチは覚えていたので、なんとか夕食の15分前に到着できました。今日のお宿は安比高原ぬくもりの宿、むっていさんです。
安比高原ぬくもりの宿 むってい

●【3日目】10/23(日) 安比→安比(宿泊)

 
お宿の朝食前に散歩をしようと外をみると、雨が降っていました。予報では曇から晴れでしたが、ちょうどこのあたりを雨雲が通過しているようです。用意をしているうちに小雨になったので、そのまま紅葉真っ盛りの別荘地をしばらく散歩しました。朝は冷え込んでいますが、雨のせいかそれほどでもありません。
今日はこちらへ連泊し、八幡平の周辺を観光する予定です。まずは松尾鉱山跡地へ。廃墟マニアではないですが、近代日本の歴史の中で、繁栄と衰退の足跡というのは不思議な迫力があります。北海道の鴻ノ舞や夕張、羽幌など炭鉱跡なんかも迫力があります。
松尾鉱山
次に今日のメインである御在所沼のトレッキングです。コース的にはきわめてショートなのですが、最近の熊との事故もあるため慎重になります。情報では既に紅葉がほとんど終わっていると聞いていたので、散歩のつもりで歩く事にしました。
御在所沼

ルートはしっかりした木道が整備されていてとても歩きやすいものでした。ところどころ素晴らしい紅葉も見る事ができ、御在所沼の横にある赤沼は本当に鉄色の水だったり、ルート途中からさきほどの松尾鉱山のエントツが見えたりと楽しめる雰囲気で、何とか熊と会う事もなく車へ戻ります。
八幡平のシンボルルートでもあるアスピーテラインを登っていくと、休憩場所にババヘラアイスの旗があがっていました。松尾鉱山跡を眺めるために停めると、他の観光客があの廃墟は何かとババヘラアイスのおばさんに問いかけていました。おばさんは驚く事に知らないと言っていたので、このあたりの人じゃないようです。代わりに私が簡単に説明してあげました。
ババヘラアイス
八幡平の頂上となる見返坂は車と人だらけでした。さすが紅葉シーズンです。でもさきほどの御在所沼から上は紅葉はすっかり終わっており、荒涼とした山肌が見えるだけです。少しだけ秋田方面に抜け大深沢展望台まで行くと、雄大な風景を楽しむには寒すぎる突風が吹いていて、早々に退散となりました。藤七温泉方面の樹海ラインに入り、松川温泉に下ります。
紅葉で有名な松川大橋まで行ってみますが、こちらもすでにシーズンは終わっていました。駐車するスペースがいっぱいになるほど車が停まっており、その半数は外国の観光客なのが驚き。レンタカーを自ら運転して観光をするというスタイルが増えているようです。
松川温泉には数件の温泉宿がありますが、前回同様松川荘で温泉に立ち寄ります。内湯と露天が繋がっていない事を忘れていて悩んでしまいましたが、せっかくなので露天にも入る事にしました。白濁した湯と紅葉の森と青い空がたまりません。
松川温泉 松川荘

松川温泉の紅葉といえば、森の大橋や松川玄武岩が有名です。前回妻が忘れられない見事な紅葉と言っていた森の大橋では、今回も素晴らしい紅葉がみられました。くーと一緒に撮った写真を思い出しつつ、めいとも記念撮影。河原まで車で下って玄武岩を観光しましたが、本当に外国の観光客の方がどこにでも来ているというのを実感。日本の紅葉は見事なので、ぜひ楽しんでいって正しい日本の姿を広めて欲しいものです。
お風呂で温まった体も少し冷えてきたので、お茶休憩をすべくサラダファームの中にある森の木レストランのテラスで甘いピザとお茶の休憩です。ここにはドッグランもあるので寄ってみたり、園芸の店があるのでうろうろしましたが、冷え込んできたので宿へ戻る事にします。
途中ちょっと行き過ぎて安比高原牧場のソフトクリームを味見。こちらのソフトクリームはバニラではなくミルクの濃いものでさっぱり系です。八幡平はまだまだ行っていない所もあるのですが、また次回の宿題にする事にしました。
安比高原牧場ソフトクリーム

●【4日目】10/24(月) 安比→青森(フェリー泊)

 
朝食のあと、お世話になったむっていの女将さんと旦那さんに挨拶を交わし、一路青森へ。安代ICから高速に乗り、弘前まで走ります。今日はこれから今回の旅の主目的となる「こぎん刺し」のお勉強です。
大鰐弘前ICを降りてすぐにある道の駅ひろさきへ寄り道。外のりんご販売コーナーに大勢のおばさんが集まっていました。私たちも8個ほどいろいろな品種のりんごを購入。安くて立派な大きさで、もっと買っておくべきだと思うほどでした。
買い物を早々に済ませて一路弘前市内へ。目的の家は「佐藤陽子こぎん展示館」です。妻がこぎん刺しが好きで、独学でいろいろな作品をつくってきましたが、やはりホンモノをみてみたかったとの事です。佐藤さんは私たちを温かく迎えてくださり、ちょっと見せていただくつもりでしたが、予想以上に濃い内容で逆に時間が足らなくなるほどでした。私も自分で作る訳ではないですが、寒さが厳しい地域に生まれた独特の文化にとても興味がありました。旅の楽しさは、各地の郷土文化や特産物を楽しみながら学ぶ事からも感じられます。
佐藤陽子こぎん展示館
こぎん刺し
弘前こぎん研究所も寄ってみましたが、こちらは販売用の小物を作成している場所した見学できる所はないようでした。雨も降ってきたので、早々にもう一つの目的でもある、こぎん刺しに使う材料を扱う手芸屋さんめぐりです。3店舗ほどまわっていろいろ購入し、とりあえず欲しかったものがすべて手に入ったようです。
弘前での目的をほぼ終えたので、遅い昼食として人気店と聞いている「たかはし中華そば店」へ。さすがに時間が14時すぎていたのですぐに食べる事ができました。青森のラーメンの特徴でもある煮干が効いたスープに麺のコシもあって、とても好みでした。
たかはし中華そば店
多少混雑する弘前市内を抜けて黒石ICから青森ICまで高速を使用。ICを降りてすぐにある三内丸山遺跡を見学します。しかし小雨が降り続いていて、傘をさして外の展示をまわる事に。空はおどろおどろしい雲が低く垂れ込めており、縄文時代がそうであったかは別にして雰囲気を感じる事ができました。めいを連れて入れなかったのが残念ですが、実質1時間半ぐらいしか展示を見てまわれなかったので、またじっくりと訪れたいと思える展示内容でした。
三内丸山遺跡

既に外は夜となり、夕食を取る前に三内温泉へ向かいます。しかしなかなか温泉を発見できず迷い疲れましたが、泉質だけでなく雰囲気も濃くとてもよい温泉で立ち寄って良かったと思える所でした。洗い場で地元の人から声をかけられたのですが、予想通りまったく方言で解読できず、青森にいる事をしみじみ感じていました。
三内温泉
しっかり体を温めてから、19時近くになって青森駅方面へ向かいます。情報に沿って目的のお店を探したのですが、どうも撤退してしまったようでした。18時前にこのあたりに入る事ができれば、他にも行きたかったお店が空いていたのですが、寄り道が多かった事で1時間押してしまい、それが原因でほとんどのお店が閉まってしまいました。
ここまで来てどこでも食べられるようなチェーン店は避けたかったので、選択肢もなく途方に暮れていると、地元の居酒屋が開いていたのでそこで食事だけする事にしました。運良くメニューに中落ちと鮪づくしの寿司があったので、何とか満足する事ができました。
食後フェリー埠頭に移動。今回犬連れ旅として初体験となるフェリーへの乗船です。22時25分に出航する船に乗るのですが、航海は4時間ほどなので、めいの車内残留を選択。いつものように車のクレートの中で待機してもらいます。飼い主は残留できないので標準となる2等船室で仮眠を取る事にしました。
この津軽海峡フェリーはペット対応としてペット連れ客を配慮した船を運行しています。飛行機が使えないペット連れの旅行者が、より利用しやすい交通手段として改良や発展していく事を期待したいと思います。
津軽海峡フェリー
乗船すると乗用車は私たちだけ。到着は未明の2時すぎの予定です。2等のざこ寝スペースに横になりました。

●【5日目】10/25(火) 函館→長万部(車中泊)
 
函館港に到着し、北海道の地を走り出したのは2時半頃。埠頭で車中泊仕様にしてから夜明けまで少し寝ました。4時間ほど寝て7時に起床。寝不足ですが今日は仕方ありません。めいをターミナル周辺で散歩させたあと、まだどこも開店前なので、今のうちにと有名観光ポイントへ車を走らせました。
場所はほどなく到着した八幡坂。ゆるやかに海へ下る坂の先に、昔の青函連絡船摩周丸が係留されているのが望める良いポイントです。朝が早いのに次々と観光客が来ますが、間隙をぬって記念撮影。30年前に日本縦断ツーリングでここに来たのですが、記憶がほとんど残っていませんでした。
八幡坂
朝食は定番ですが函館朝市へ。予想はしていましたがさすがに外国人度が高く、早朝から価格交渉やら何やらで賑やかです。ぐるっと歩いてみますが、結果的にどんぶり横町の妙な名前の食堂で朝食をとる事にしました。よくわからない理由ですが、これまで北海道での経験上、直感的においしくなさそうな名前のお店の方が、予想を大幅に裏切り満足度が高いという経験があるためです。これが見事に的中。とてもおいしい朝ごはんを食べる事ができました。
函館朝市

函館と言えば倉庫街とも言えるほど観光地となった金森倉庫街へ車を移し、めいを連れて散歩をします。本当はしばらく移動ばかりだったので走りたくてウズウズしていると思うのですが、ここはじっと我慢。
そのあと今度は飼い主だけで店舗内をうろうろ。買い物をしたり金森洋物館で話題のスイーツでお茶しながら観光客らしい事をしました。
金森赤レンガ倉庫
お昼前に函館市を離れ、右手に津軽海峡を挟んで青森の下北半島の影を見ながら北海道らしい海岸線を東に走ります。朝からしっかり食べたのと、東北地区で食べすぎていたせいか、おなかが空きません。
恵山は活火山。標高をあげていくと紅葉が見事でした。北海道での紅葉は道東のカラマツぐらいしかみたことがなかったので、なかなかの絶景です。荒々しい恵山の山肌と真っ赤な森はちょうど今見頃を迎えているようでした。登山道へ繋がる遊歩道を少し長めに散歩をし、めいのストレスを解消します。
恵山(活火山)
少し戻って山を越え、太平洋側の海岸線を北上。途中道の駅しかべ間欠泉公園へ立ち寄りました。間欠泉のある施設内には犬連れで入れないので少し遠くから眺めるだけにして、東大沼キャンプ場へ立ち寄ります。あいにく空はどんよりしているので、眺望が美しい駒ヶ岳は映えませんでしたが、テントは数張り。こちらは通称マラスキ村として旅人の南の拠点として有名なキャンプ場ですが、今は静かなものでした。
道の駅しかべ間歇泉公園
東大沼キャンプ場
時刻はもう夕方。もう少しすると日が暮れるので、昼抜きの私たちは早めの夕食を取るため函館ローカルの超有名なファーストフード店、ラッキーピエロ峠下本店へ。実はこちらは初めての訪問なのですが、ずっと食べたいと思っていたお店で楽しみにしていました。
ラッキーピエロ
まるでテーマパークのような店内の装飾品も賑やかなこちらのお店。定番中の定番であるチャイニーズチキンバーガーのセットと、出来心でオムライスをオーダー。料理が出てきて少し後悔しました。あまりのボリュームなのです。
バーガーだけでも充分なボリュームなのに、セットではラッキーポテトというハイカロリーなサイドメニューとウーロン茶が付きます。これだけでもう満腹なのですが、どうせ小さいだろうと思っていたオムライスがあまりに巨大で圧倒されました。味は最高においしいのですが、オムライスで玉砕感がいっぱいに。またも食べすぎです。外に出ると既に暗くなっていて、店舗前に大規模に飾りつけられた電飾が盛大に点灯していました。
明日の行程がちょっと長くなってしまったので、少しでも今日中に北上しようと暗くなってからも走ります。目指すは長万部。真っ暗な国道をトラックにあおられながらひたすら走り、長万部駅裏にある日帰り温泉ができて露天がある丸金旅館へ。体を温めてから、少し走って長万部公園キャンプ場へ移動。真っ暗で誰もいない駐車場で今夜は車中泊です。
長万部温泉 丸金旅館
長万部公園キャンプ場

●【6日目】10/26(水) 長万部→ニセコ(宿泊)
 
未明に車の天井を叩く雨音で目を覚ましたが、しばらくすると止んだようで、7時に起き出しました。軽く朝の散歩を公園でして、今日1日用のお茶を沸かしてポットに入れ、出発。
空は快晴。余裕ができたので国道を走り、洞爺湖畔にある有珠山噴火記念公園でひと遊び。不思議なオブジェがたくさん置かれていて、周辺の森はいい感じに紅葉していました。このオブジェ類は湖畔をぐるっと囲むように配置されているそうです。
有珠山噴火記念公園
次に大観光地である昭和新山へ。こちらは道東の硫黄山&摩周湖と同様、駐車場が有料です。以前訪れたのは29年前でした。恵山と同様、紅葉と荒々しい岩肌のコントラストが美しく、観光客もそれほど多くなく楽しめました。有珠山ロープウェイはクレートの中であればペットも乗れるようなのですが、時間もないので今回は残念ですがパスします。
昭和新山
少し早いお昼のために伊達へ。こちらにある回転鮨屋は友人が以前訪れておいしそうだったので立ち寄る事に。またこのあたりで古い友人と会う予定にしていました。開店と同時に店内に入ると、ほどなくして札幌在住の友人もオートバイで到着。再会を祝いながら鮨をつまみつつ懐かしい話で盛り上がりました。
伊達和さび伊達本店
友人と分かれ、私たちにとっては初体験となる北海道での高速道路へ乗ります。北海道へはもう40回以上訪れている私たちですが、高速道路は一度も利用した事がありません。しかしこのあとの予定を考慮して使う事にしたのでした。苫小牧まで一気に移動。
目的の施設はミール展示館。こちらに旧ソビエト時代の宇宙ステーション、ミールの予備機体が見られるというのでやってきたのです。ちょうど14時からプラネタリウムも上 するというので、そちらも鑑賞。楽しめました。
科学センターミール展示館
15時半頃に外に出ると雨が降っていました。ここに到着した時は青空だったのに、すっかり灰色の雲が垂れこんでいます。市内で給油して、今日の宿泊地へ急ぐ事にしました。
支笏湖へ向かう道すがら、右手の北大の苫小牧研究林の紅葉が見事でした。しかしワイパーも効かないぐらい土砂降りに見舞われます。ひたすら走り、支笏湖畔も停まるどころの天気ではないのでスルー。その先の美笛峠への向かう道すがらにある電光掲示板案内では「圧雪路夏タイヤ走行禁止」と表示されています。スタッドレスにしてきた意味があったかと思いましたが、結果的にはあまりの雨のせいなのか、路肩に雪が残るぐらいでほぼ溶けていました。
いまの美笛峠
完全に陽が落ちる前に何とか本日の宿、フィールドメリーさんに到着。まだ小雨が降っていたので、めいも散歩はなしで宿のドッグランで我慢してもらう事にしました。ごめんね。
フィールドメリー

●【7日目】10/27(木) ニセコ→小樽(車中泊)

6時半起床。外は雨こそ降っていませんが、重々しい雲に包まれています。時折雲が割れて青空が覗きますが、風も強く、もはや冬といった気候でした。
事前計画では神仙沼をトレッキングしてから温泉に入り、ニセコパノラマラインで岩内へ抜けようと考えていたのですが、東京を出発する前日になんと冬期閉鎖に入った事をニュースで知ってしまいました。いつもなら今週末頃に閉鎖なのですが、今年は20日に降った雪が影響しているようでした。迂回するしか選択肢はないので、羊蹄山のふきだし公園の湧き水をめい用と人用に汲んでからニセコを離れます。
名水百選ふきだし湧水が人気!
ノーマルルートの国道を通り、北海道唯一の原発泊発電所の裏手を抜け、積丹半島の海岸線をぐるっとまわります。まず神威岬への分岐を折れ、駐車場まで。平日で風の午前中のせいか、観光バスはなくレンタカーの観光客が数えるほど。めいを連れて少しだけ散歩です。
風が強く、女人禁制の門から先は岬まで続く岩の稜線上を遊歩道にしているため結構危険です。少し先までしか行けず適当な所でUターン。それでも迫力は満点でした。何かの拍子にリードが外れるとか何か「もしもの事」があった時の事を考えると、とても怖くて先端までは行けません。

神威岬

積丹岬への道すがら、これまた有名な食堂みさきでお昼ごはんです。しかし残念ながら時期的にウニは終わっている上に、漁に出られない天候が続いたため、メニューが限られていました。妻はウニ好きなのですが三色丼で我慢する事に。私は逆に苦手なのでイカ定食にしました。次回はぜひシーズンに訪れたいものです。
お食事処 積丹の幸 みさき
積丹岬には地形上、歩いて行けませんが、その手前の島武意海岸から美しい積丹ブルーの海を眺めようとしました。しかし海岸へのトンネルは工事中で通行止め。少し登って展望台から海を眺める事にしましたが、こちらも残念ながら風で激しく白波がたっていて有名な積丹ブルーの海がよく見えませんでした。波の合間から海の底が少し見えるのですが、ベタ凪ぎで海底まで透き通るような海が一度見たかったのでした。
ふと沖をみていると、なんと新日本海フェリーが荒波を乗り越えながら激しく船体を揺らしながら南下していくではないですか。時間帯からまさに明日乗船予定の新潟行きの船でした。夏場の日本海はめったに荒れないので安心していた妻ですが、その船の揺れ具合をみて、何かの間違いだと呪文のようにつぶやいています。妻は船酔いする体質なので、対策が必要でした。
積丹岬
積丹半島をぐるっと時計まわりにまわって後半、1996年に凄惨な岩盤崩落事故のあった豊浜トンネルを抜け、余市でお土産でもと思い、柿崎商店に寄ってみますが何も買わず、小樽に入りました。
空は灰色で真冬のように寒い風が吹く中、車を北一硝子の駐車場に停め、めいを待機させてから海外の観光客に混じって一番賑やかな通りを散策。ルタオやロイズ、六花亭など、有名なスイーツショップはどこもアジアの旅行者でごった返していました。爆買いブームは終わったと聞いていたのですが、どこのみやげもの屋でも大量のダンボールや袋を受け取っている姿だらけ。すごい迫力です。
私たちも疲れていたのでお茶とスイーツと思ったのですが、入ろうとしたお店は外に並ぶ列が寒い天外に伸びるほどいっぱい。仕方なく買い物を切り上げて、車を観光駐車場に移動させてから、めいを連れて運河観光をしようとしましたが、こちらの観光スポットも目を疑わんばかりの人混み。写真を撮るのも一苦労でした。それでも中にはめいを可愛がってくださる方もいて、国際交流もできました。
小樽運河
お土産を買うべく、17時をまわった所で市内にある南樽市場や新南樽市場に寄ってみますが、すでに殆どが閉店の準備中。A-COOPにも寄ってみますがこちらも玉砕。諦めて夕食を回転寿司店でとったあと、明日の船旅を控えて薬局で強力な酔いどめを購入し、力尽きてフェリー埠頭へ移動しました。
深夜に出る敦賀行きのフェリーが接岸している中、駐車場で車中泊の準備。乗船カウンターで明日の予定などを聞いたあと、お土産は明日の朝に賭ける事にして早々に就寝です。


●【8日目】10/28(金) 小樽→フェリー(フェリー泊)
 
5時頃に起床。すでに私たちが乗る船は到着しており、トレーラーなどの下船の真っ最中です。まだ真っ暗ですが、もうこのあとは車中泊はないのでベッドを普通の座席に戻したり、船の中に持込む荷物の小分けなどをして、6時前に小樽駅横の駐車場に移動しました。
小樽三角市場
6時から開店している店もある三角市場に入ってみますが、ほとんどがまだ閉まっています。目的のお店も開店時間を過ぎても開きません。仕方なく他の開いている他のお店で知人向けと自宅向けに海産物を何とか購入。すぐに埠頭に戻りました。
ターミナルビルのカウンターで乗船手続をし、私は車と共に、妻はめいを連れて長い桟橋から徒歩で乗船となります。これから18時間の航海になるため、めいには乗船前にトイレをしっかりしてもらうよう寒風吹きすさぶ中、30分ほどひたすら埠頭内を歩きまわります。しかし何度もうろうろしても、大きい方の排泄はなかなかしてくれません。乗船時間が近づいてきたので、諦めて妻とめいは乗船のためターミナルビルへ向かっていきました。
新日本海フェリーも来年早々に投入される新造船には、ペットルームではなくペットと共に船室が使える部屋ができるそうで、特に長距離フェリーとしてはなおさらこのような配慮が常識化し、どんどん増えていって欲しいものです。期待しています。
新日本海フェリー
乗船後は部屋の割り当てが船内のフロントで行われます。今回私たちはツーリストベッドという2段ベッドのクラスを選択。通常のエコノミーのざこ寝よりも落ち着いて寝られるからです。ただ時期的に乗船客が少ない事を知っていたので、4人用ベッド対面のスペースを下のベッドだけで配置していただき、視界内には他人はおらず、ほぼ個室状態になりました。
めいは航海中、フロント裏にあるペットルームのケージで過ごすため、私たちが定期的に面会に来る形になります。そして面会が可能なのは、乗船当日は小樽発の場合乗船直後10時ごろから夜の22時までとなり、あとは翌日の新潟到着6時の1時間前までは会う事ができません。
乗船後少しづつ面会時間を延ばしていき、合計4回ケージから出してしばらく一緒に過ごします。この間1度も結果的に排泄せず、少し心配になりました。他にもう1匹犬が乗船していましたが、飼い主がいなくなるとひたすら激しく吠え続けるため、フロントにお願いして別のペットルームを専用で使わせてもらう事ができ、少し安心できました。
私たちが利用したペットルームには既設のステンレス製ケージが配置されています。中型犬でも余裕のサイズで上段3、下段3と6つ並んでいて、その前に1畳強ぐらいスペースがあり、飼い主と少し動き回れます。空調も部屋毎に専用についていますが、乗船直後は多少暑く感じられましたが、出航後は少し涼しくなったので一安心でした。
飼い主はめいの事は心配でしたが、環境的に順応できる子でもあるのと何事も経験という事で少し船旅を楽しむ事にしました。私は出航後すぐに風呂に入り、妻は海を眺めながらブランチを取りながらウトウト。うねりのある航海になりましたが、酔いどめも効いてなんとか楽しむ余裕があったので良かったです。
航海中はホールで映画をみたり、昼寝をしたり、展望風呂に入ったり、本を読んだり、レストランで食事をしたりと、久しぶりに船旅を楽しみました。船旅は大好きです。
 

●【9日目】10/29(土) 新潟→自宅

 
5時前に目がさめると、普段はまだ寝ている妻がもう起き出していました。めいが心配な様子です。すぐに下船できる用意をして、フロントへめいに会いに行きました。結局航海中、めいはペットルームで一度も排泄はしませんでしたが、いつもと変わらず元気そうです。
下船の案内を先にしていただく配慮をいただいたので、一足先に私たちは車両甲板に降りました。予想通りめいは車の裏の方にいき、我慢していたので長い間排泄。甲板を汚さないよう、ペットシーツを広げてさせましたが、吸い取った水分は相当な量でした。それをみて飼い主は少し安心。下船時は運転手以外にも同乗者は一緒に車で下船できるので、車に乗り込みました。
新潟港に上陸すると、まだそこは薄暗い上に土砂降り。とりあえずターミナルビルに行き、人のトイレを済ませてから朝食のため新潟駅近くへ走り出します。事前に知り合いに聞いていたラーメン店は開店前でしたが、しばし駐車場で待機してから開店と同時に入店しました。
手仕事らぁめん八 
新潟に限らず朝ラーはさっぱり系ですが、こちらは少しコクのあるスープ。麺も細めですがコシが強くて大変好みでした。朝からラーメンを食べて体があたたまった所で、ガソリンを満タンにしてから北陸自動車道経由、関越道へ。新潟県内を走行中はひたすら土砂降りでペースもあがりませんでしたが、予想通り関越トンネルを抜け群馬県側に出ると雨はやみ、青空も出てきて暑いぐらいになりました。ここ最近経験してきた初冬なみの寒さが嘘のようです。
赤城高原SAで小休止してソフトクリームのおやつ。あとは一気に終点まで走り、長旅で汚れた車を洗車してガソリンを再度満タンにし、昼すぎに無事故無違反で無事自宅へ帰宅する事ができました。
今回の旅は全行程2202km。思いのほか距離は伸びませんでしたが、9日間の秋の旅は無事終了。めいのフェリー初体験も課題は残りましたが無事経験する事ができました。
(Travel date : 2016年10月21日(金)〜29(土) 8泊9日)
(2016/11/27掲載)
(埼玉県、Yさん)


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ペットも同伴できる普通の宿 ペット同伴専門の宿