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犬と過ごす古民家!テレビも携帯もない古民家!行ってみたい!何度もトライして、今回やっと夢がかなった。
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早朝出発。もう午後2時をまわっている。車窓右手に、谷川や湖を見おろし、トンネルをくぐり、上へ上へとのぼって行った。「あっ猿だ!」「あっまたいた!」「あっちにも!」「お猿の顔ってこんなに赤いんだ!」
「おいで!」と呼んだら、プイと離れていってしまった。「犬猿の仲なんだから、しかたないか!」まだまだ上る。「まだかしら...」「あっ見えた!あれだ!」
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 あこがれの民家が近づく。「写真で見たよりずっといいね!」 どっしりした造り。黒と白の対比が美しい。中に入ると、大きな黒いストーブに赤々と薪が燃えていた。 太古の香、焚火の香。年代物の黒光りする梁。黒い鋳物の煙突。「古さと新しさの調和がいい感じだね!」
食事が最高!古くからの地元の食材を用いた手作り料理。いま感覚あふれるテーブルセッティング。
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前菜の冷奴は大鹿村特産の幻の大豆(中尾早生)を用いた「できたてですよ!」
ポタージュも地元の野菜が日替わりで登場。 野菜サラダは赤白緑と彩り鮮やか!「クリスマスカラーにしてみました!」刺身こんにゃくは「庭で育てた蒟蒻芋です」「おいしい!」メインはもちろん、自家製燻製、デザート、どれもこれもおもてなしの心がこもっている。
ハーブティーも凝っていた。着く早々「食後の飲み物は何にしますか? コーヒー? 紅茶?ハーブティー?」「もう食後の飲み物をきめるの?」すると「ハーブティーなら、明るいうちに庭から取ってくるから」とのこと。
もちろん、ハーブティーを所望した。このハーブティー、思いもかけない驚きのお茶。それは秘密にしておこう。
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圧巻は二日目、囲炉裏での夕食。
これぞ古民家の華!赤い炭火が白い灰をまとっていく、そのマットな色彩を見つめていると、ふしぎと気分がゆったりする。五平餅(地元のクルミや山椒みそ)、岩魚、そして、信州牛のヒレ肉。よだれをこらえながら焼けるのを待つのも楽しいものだ。次々に供される手作りの品々。「和食もいいね!」「冬に来てよかった!」
ご飯もすごいよ!村の田んぼで稲架掛けした正真正銘の天日干しコシヒカリ。その玄米を、炊く直前に精米したご飯。「おいしいはずだね!」「いまどきあり得ない最高のぜいたくですよね!」
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ドッグランは広大!朝8時。地面が凍結している。 太陽の光は山に遮られて、まだここまで届かない。チョルベーは大喜び。ビュンビュン走った。広い。なにしろ600坪。
しかも囲いの外は河原、山林とつづくのだから、なおさら広い。さながら緑の王国だ。走りに走り、ひた走り。と急に、チョルベーがピタッと静止した。出口の方へスタスタ歩いていき、木戸の前で振りかえった。「さあもう帰ろう!思う存分走ったよ!」 いかにも満足げ。
こんなに走ったのは生れて初めてかもね!意気揚々と宿へ帰っていった。
こけら葺きの美しい、福徳寺あたりを散策した。趣のある民家が点在し、いかにも日本の村という風情。
ナンテンの実が真赤に燃えるよう。空気が澄んでいるから、自然の色がほんとうに鮮やかなのだ。そういえば夜空も澄みきっていて、星が無数にまたたいていた。ふと、ピアノ曲「冬の星空」(高須亜紀子作曲)のメロディーがうかんだ。この星空のイメージにぴったりだ。
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大池高原あたりは雪が積もっていた。雄大な南アルプスの白い峰々を見はるかす雪原に立つチョルベーは、勇壮な騎士の風貌になって、生き生きと眼を輝かし、きりっと引き締まった顔つきをしていた。
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この地にいれば、新鮮な食材をたべ、きれいな空気を吸い、斜面の上り下りで足腰をきたえ、心も体も健康になるだろう。犬たちは、ドッグランで思いっきり走り回り、ちょっぴり野性にもどるだろう。
そのせいか、チョルベーはいま、大きなトラのぬいぐるみの首根っこをくわえ、とどめを刺している。次に泊まるときは、チョルベーといっしょに、大鹿村の鹿たちに会えたらいいなあ、と夢みている。
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(2009/12/22泊) (2010/1/16)(神奈川県、Y.Nさん)
※写真は、宿HPより転載。
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